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──人間なんてちっぽけな存在、人間同士が醜く争うなんて馬鹿馬鹿しいと思わないかな?──    ※ブログ記事の内容に対して、及びリンク連絡以外のコメントはお控え下さい。関係無い内容のコメントに関しては此方から削除させて頂きます。
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遅くなりましたが明けましておめでとうございますー。
今年もゆるゆるなペースの更新になりますが宜しくお願いしますー…
と言いたいんですけど見ている人少ないですしねぇ、でもまぁ見に来てくれている人には感謝感謝。


さて、と。
いよいよ今年も始まりました、センター試験。
もう僕には関係ないと言われれば関係ないんですが、受験生を応援するコトには変わりませんし。
受験生と同じ目線で幾つか取り組んでみたいと思いますー。
解答解説とか誰得ですけども。
(完璧な解説にはなりませんので注意)

地理B、数学ⅠA、数学ⅡB、化学を予定しています。

問題はこちらから → http://www.toshin.com/center/



で、早速地理Bから。


第1問は「自然環境の地域性」から。

毎年出ますよね、地形の断面図。
世界地図をただ眺めているだけでは分からないので出来るだけ山脈や平原の位置関係を把握しておく必要があります。
問1のCは北米大陸のカナダ西岸を東西方向に切った断面図です。
此処にあるのは勿論、北米大陸西側にそびえるロッキー山脈(環太平洋造山帯の一部)ですね。
なので答えは西側に山脈のある2か4ですが…
ロッキー山脈には並行してカスケード山脈という山脈がありますので答えは
問2のイを見たらすぐに「チェルノーゼム! 小麦小麦!」と反応出来るようにして下さい。答えは
問3はサンフランシスコが地中海性気候Csにあるコトが分かればOK。
大陸西岸にできる地中海性気候は夏に乾燥します。よって夏乾燥冬湿潤のが正解。
パリは地中海性気候ではなく西岸海洋性気候Cfb。年較差が比較的小さいグラフになります。
問4は河川流量の変化について。Lはミシシッピー川、Mはアマゾン川、Nはガンジス川。
まずモンスーン気候の影響を受けているキが明らかにNのガンジス川。
そしてMのアマゾン川は熱帯で比較的安定した流量を保つので年較差の少ないク。
更に春に比較的多い(=雪解け水がある)カはロッキー山脈に水源の一つを持つミシシッピー川が該当します。よって
問5は難しかったかもしれません。スリランカについての問題。
スリランカは北東と南西の二つに分かれていてそれぞれがモンスーンに影響されます。
よって北側がサバナ気候、南側が熱帯雨林気候となります。つまりが正解。
モンスーンに影響される地域は場所によって風の向きが変わるのでチェックを忘れずに。
因みにインド亜大陸と一緒にユーラシア大陸に近付いているので安定陸塊です。造山帯ではありません。
問6はサンゴ礁の問題。まずPはオーストラリア北東部のグレートバリアリーフを思い出せばチになりますね。
そしてQはインド洋を見れば一列に並んでいるモルディブがあります。これは島本体が無いのでツ。
以上を組み合わせると答えはとなります。

第2問は世界の資源と産業から。

問1は原油の産出・輸出・輸入について。言わずもがな、ウは日本があるので輸入量です。
そしてアメリカと中国は産出量こそあるものの国家戦略的に自国に蓄える国です。
なのでアが輸出量、イが産出量。よって答えはです。
問2は各国のエネルギー事情について。
1のアメリカは原子力発電の割合を増やす戦略を取っていないので明らかに間違い。
2のインドは石炭による火力発電が主流なので誤り。エネルギー不足に陥っています。
3のドイツは世界でも先端を走る代替エネルギーの開発国ですが自国で取れる石炭を活用しています。正解。
4のブラジルはアマゾン川が流れており、国の電力の9割方を水力発電が占めています。誤り。
よって答えはとなります。
問3は造船業について。かつて日本はあちこちに鉄鋼業を持つ程盛んな国でしたが今は衰退しています。
代わって今のトップを走るのは韓国。急激な伸びを見せているBのグラフが該当します。
なので自系列的にサが2007年。Aのグラフはイギリスなので、答えは
問4は頻出な問題形式ですね、各国の農業・工業について。
1で注目すべきはカナダと北欧。森林資源が豊かなのでパルプが該当します。
4は地中海性気候のヨーロッパが上位を占めるのでワインです。
残る1と3ですが、砂糖はブラジルやインドが上位を占めます。
セメント工業になると以外にも日本も5本の指に入るのは意外だったかもしれませんが、答えは
セメント=石灰岩=カルスト地形という思考は忘れないで下さい、日本だと山口県の秋芳洞ですね。
問5は適当でないものなので端折ります。1~3はまさにその通りです。が誤り。
問6はアメリカの産業について。
大学、先端技術、とくればニューヨークを始めとするメガロポリス付近のMが該当。
NASA、航空宇宙産業はメキシコ湾岸のヒューストンの代名詞。よってK。
Lの五大湖周辺は自動車産業で近年ダメージを受けているので転換を強いられています。以上から答えは

第3問は生活文化と都市から。

問1は住居形態。Dは熱帯気候で通気性の良い高床式の家になるので答えは
残り3つは場所から判断出来る(Bは乾燥ですしね)と思います。
問2は宗教。アはアジア・アフリカに多いので真っ先にイスラームと決定されます。
後はカトリックとプロテスタントですが、中央・南アメリカに多いイがカトリックになります。
宗教改革でカトリックは世界の広範囲に布教活動を強いられた歴史を思い出すと良いかもしれません。
プロテスタントはカトリックの半分以下の人口なんですね、これは僕も初めて知りました。答えは
問3は…惑わす問題ですね、国の総人口に占める市域人口の割合のみで判断するしかなさそうです。
韓国のソウルは人口集中首都なので21%を占めるが正解。
とてもじゃないけど上位企業本社の数で判断出来ませんorz
問4は都市の特徴について。
シドニーに黒人居住区は聞いたことが無いですね、誤り。
パリやロンドンは都市の周りを緑で覆うグリーンベルトの考え方があるので誤り。
メキシコシティはむしろスラム街が形成されるような状況なので誤り。
なので答えは。これこそスラム街の形成。
問5は都市人口の変遷について。
人口減少と高齢人口率の高さが目立つHは長崎市。
第二次産業の人口が高いのは自動車産業が盛んな豊田市。団地も形成されている程です。
なので答えは
問6は東京近郊について。
これは東京を中心として同心円状に広がれば良いのでパズル感覚。答えは

第4問はアフリカの自然と人々の生活から。

問1で見れば分かる通りアフリカ大陸は全体的に標高が高めです。
なので500m~800mは全体的に広がるア。
イはキリマンジャロ山など高い山がそびえているので1600m以上。
ウは南部に山地があるのでその中間。よって正解はです。
問2は難しいかもしれません。アフリカの細かい食文化は知らなかったという人が居てもしょうがないかも。
1は明らかに地中海の食文化なのでBには該当しません。乾燥であることを考えると4の森林も不適。
2と3ですが、……うーんと、なんですよね、割と西洋風。
植民地支配の名残だとは思うんですが、Cとの区別が僕には良く分かりません。
納得したい方は是非調べてみて下さいorz
問3は家畜分布。まず砂漠地帯に多いのがラクダなのでカ。
次に豚ですが、イスラーム圏内では豚は禁忌の動物なので食べません。よってキ。
残るクが牛になるので答えはとなります。
問4は国別の輸出品の違いについて。
まず魚介類が豊富な1はモロッコです。
モロッコ産のタコは日本に多く輸出されています。近年は乱獲の影響で禁漁もあるようで…。
(欧米の食べない文化の地域ではDevil fish(悪魔の魚)と呼ばれる程世界でもタコを食べる文化は少ない)
次に2は化石燃料が豊富なアルジェリアが該当します。
3か4となりますが、ザンビアは内陸に位置していて鉱産資源が豊富なので4。
ガーナはチョコレートのカカオ豆のイメージもありますが茶も特産品。が正解となります。
問5はアフリカの都市について。
まず全体的に散らばっているPは欧州人が行政の為に使ったのでサの説明がピッタリ。
Qはサハラ砂漠の南にあるサヘル地域なので説明としてはシが該当。
Rはアフリカ西部でスワヒリ語の発祥のス。よって答えはになります。
問6は音楽と言いつつも歴史について問題。
タは人種差別撤廃と言えば南アフリカぐらいの反応でも良いかと。
チは植民統治を受けなかったアフリカの数少ない国であるエチオピアが該当。
残るツがガーナになりますので、が答えになります。

第5問は現代世界の諸課題について。

問1は人口増加のグラフですね。頻出です。
一気にググンと上がるのはアフリカの特徴。なのでAはアフリカ。
次が問題ですが、北アメリカに人口の多いメキシコが含まれていないことを考えると絶対量は遠くヨーロッパに及びません。なのでBがヨーロッパ、Cが北アメリカ。
近年の伸び具合が減少傾向にあるのがヨーロッパで安定した増加を見せているのが北アメリカと考えても良いでしょう。答えは
問2はまず乳児死亡率の低さで1と4がドイツか韓国になります。
ドイツは穀物自給率が高いので1、韓国は低いのでとなります。
問3は割と分かり易かったかも。各国の情勢。
1990年代に国家が変遷し独立が多く起こったのはソ連解体の話ですからロシアがP。
飢餓や紛争、難民はスーダンに該当してQ。
軍事政権で弾圧を受けているのはアウン・サン・スー・チーさんの話があるミャンマーでR。答えは
問4は少々厄介。2は明らかに傾向が違うので日本だと分かりますが、残りが問題。
このページを見て頂ければ分かると思いますがフランスは北西部を多く植民地支配していました。なので4。
イタリアとオランダが同じ傾向にあるんですが、経済力はイタリアの方が上なので1になります。
答えは。GNIに対するODAの比率に関しては参考にしにくいので判断材料からは外しました。
問5は常識問題に近いので知ってて欲しい問題。
国境を越えた酸性雨の話はヨーロッパ(或いは中国)の話ですのでカは北欧のE。
農園開発(プランテーション)で多くの樹種を特徴とする森林(マングローブ)の話はインドネシアで顕著なのでキはG。
クは消去法でFになりますが、メコン川のダム問題は知らないかもしれません。答えは

第6問は地域調査(佐賀県)から。ほとんどが読み取り問題なので地図に慣れておきましょう。

問1で注意するのは2の「およそ2km」。地図上では目分量4cmですね。
2万5千分の1の地図なので実際の距離は4cm×25,000=100,000cm=1000m=1kmとなります。
よって誤りは。3がちょっと怪しいかもしれませんが、2の誤りを指摘出来れば大丈夫です。
(※低平地の印が読み取りにくくて実際に見つけられなかった輩が此処に居ます)
問2が明らかに可笑しいことになっています。
地図からでも読みとれますが、基本的に寺院は宅地化で消えたりすることは日本の場合はありません。
問3もビックリ問題です。
が間違いですが、空中写真で人の動きを読み取るなんて出来っこないです。
(※GoogleEarthで把握出来たらそれはそれで凄いんですが)
問4は道路と建物の立地について。
Gのような道に沿って沢山並ぶ形式は古くからある路村の形態です。なのでア。
Fは道なりに大きなショッピングセンターが並ぶ最近の郊外に多い形態ですね。
駐車場も沢山あります。説明はイ。
Hは街の中心部に多いビル街の典型的な形態ですのでウ。なので答えはとなります。
問5は少し難しめかもしれません。
まず山間部に多く広がるのはミカンのような果樹ですのでL。
残りの水稲と大麦ですが、パッと見分かりにくいですね。
ここでは総収穫量が書いてあるのがポイント。当然ながら水稲の方が収穫量は多いですね。なので答えは
問6は日本に住む外国人の問題。
サービス業が中心で多く居た、というカは英語圏ですので恐らくフィリピン人。
フィリピンパブのサービス業で日本にやって来た方が多いです。
グラフは分かりにくいですが、2000年に規制とあるので、その後急激に減少したRが該当します。
キは近年急激に増えてき(てい)た中国人。多くは学生としてか、技術研修生でやって来ます。グラフはP。
残るQは在日の方も多い韓国・朝鮮人。未だに政治的・歴史的な問題を抱えていますが、数世代に渡って日本で暮らしています。
以上から答えはとなります。





これで全ての問題が終了です。
来年以降受ける方も今受けている方も頑張って下さいね!
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プロフィール
HN:
餅 雅李音(ガーリィ)
年齢:
34
HP:
性別:
男性
誕生日:
1989/06/07
職業:
大学院生
趣味:
ポケモン、恐竜、将棋、麻雀、      絵描き、小説書き             (※創作全般に興味あり)
自己紹介:
ひたすら Going my way な道産子で関東圏の古生物専攻大学院生。
日本で数少ない地学系統に入る為に1年を平気で棒に振るようなお馬鹿さん。
将来の夢は古生物学者兼小説家。
平凡な人生を嫌う、My pace な駄犬。最近ドラゴン。
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