連日ですがもう１局。
これも自戦記から。後手が僕です。
先手が雁木で来たのに対し、後手は銀冠で対抗。これまた力戦形に。
持ち駒は飛車のみです。詰め方に失敗すると一気に負けてしまいます。
級位者や有段者にはすぐに解けてしまうと思いますが、正確に詰ませて下さい。

答え：▽３七飛！





まずは一段離して飛車を此処に打ちます。
逃げ方は3通り。▲２八玉、▲２九玉、▲４九玉。

▲２八玉、▲２九玉の場合を先に見ます。

その場合はどちらも同じで、▽３八成銀！
（補足1図）


特に！マークをつける程の手でも無いんですが、うっかり▽３八飛成としてしまうと、▲１九玉で捕まりません。
これも逃げ方が2通り。

▲１九玉なら、▽１七飛成▲１八合駒（盤面では金）▽１八成銀まで。
（補足2図）


▲１八玉なら、▽３六角成▲１九玉▽１七飛成まで合駒きかずの詰みです。
（補足3図）
成銀を動かして角が成れるようになったのがポイント。いや、不成でも良いんですが。



補足1図に戻って、▲４九玉なら、▽３八飛成▲５九玉▽５八角成▲同銀▽同銀成（同龍）まで。
（補足4図）


全て7手詰めでしたー。